- 推定年齢:18歳前後
- 身長:160cm
声を失ったワケありのウェイトレス。
24.07.18
23.12.14
23.07.20
22.12.15
舞台は現代日本のどこかにある街。
薬で眠らされジュラルミンケースに
詰め込まれた主人公「イチゴ」。
目覚めた先は、いわゆる「裏稼業」を営む人々が集まる喫茶店、『喫茶 月影』だった。
身構えるイチゴに店のマスターで
本業は
殺し屋だという「ツキミ」は
自分達が
引き受けた依頼内容を話し始めた。
『今回の依頼は殺しでなくあなたの護衛です。
だからここへ運ばれてきたんです。
一度依頼を受けた以上、
私たちは必ずあなたを守ります』
過去のトラウマから言葉を失い、
身寄りもないイチゴは、
店でアルバイトのウェイトレスとして働きながら真実を
追っていく。
「殺し屋とストロベリー Plus」では、
本編恋愛エンディングのその後を描いた
新規エピソードをフルボイスで追加!
恋人となり新たな生活を始めた
2人のその後のお話が描かれます。
ツキミ
「というわけで、来月あたりここを
使いたいんです。
イチゴさんと私の、結婚式をしたいので」
イズナ
「……ちょっと待て。
色々ツッコミどころが多すぎて
どこからいくべきか判断つかねえ」
ツキミ
「え? ツッコミ? なんでですか。
何かおかしなところがありましたか」
イズナ
「逆におかしくないところがあると
思ってんのお前?」
月影を離れ、ケーキと紅茶の専門店を始めた
ツキミとイチゴ。
店も軌道にのり順風満帆な日々を過ごしていた
ある日、
ツキミが結婚式を挙げると言い始め……。
イチゴ
<亡くなった人のことを、思い出したり、
話したりするのも供養になるって
聞いたことがあります>
イチゴ
<だから、イズナさんが嫌でなければ
お兄さんのこと聞かせてください>
イズナ
「……別に、嫌じゃねえけど……
ガチで思い出とかねえんだよな……」
イチゴ
<全然、一緒に暮らして
なかったんですか?>
イズナ
「……俺らの生育環境ってのは、かなり
こっちの表の社会とは違ってて……」
ある朝、今日が亡くなった兄の命日だと気づいた
イズナ。
思えばそれぞれの過去についてきちんと話したことがなかったことに気づき、
思い出を語り始める。
クラマ
「襲撃だ。────敵が来た」
イチゴ
(……敵!?)
イチゴ
「(せんせい、てきって)」
クラマ
「詳しい事は、今は言えない。
ただ我々に危害を加える気はないはずだ」
イチゴ
「(こころあたり、あるんですか)」
クラマ
「ある。だが詳しい話は後だ。どうやら向こうも今夜ケリをつける気らしいからね」
日本を離れ地中海のとある国で暮らしていた2人。
穏やかな毎日が続くと思っていたある日、
突然思いもよらぬ来訪者がやってきて……。
ノイン
「何もないでしょ? びっくりした?」
イチゴ
「……いえ……あの、ごめんなさい。
勝手に」
ノイン
「気にしないで。別にこの場所を隠そうと
してたわけじゃないんだ。
ただ教える必要がなかったってだけで」
イチゴ
「……ノインさんは、
ここで何をしてるんですか?
ここって……何をするところなんですか」
ノイン
「……僕はここで、一晩かけて僕の罪と
向かい合ってる」
1ヶ月に1度、ノインが帰ってこない日があることに
気づいたイチゴ。
ノインは会議だというが、その表情はどこか暗く
心配になったイチゴはこっそり跡をつけていく
ことに。
アモン
「……他に道はないのは、
わかってるんだけど。でも……」
イチゴ
「…………」
アモン
「……イチゴちゃん、君、本当は今
勤務時間でしょ?
行っておいでよ。
オレもしばらく、一人で考えるから」
イチゴ
<私は、ここにいないほうがいいですか?>
アモン
「違うよ。いて欲しいし、離れたくない。
でも君がいると君に意識が
向きすぎて……」
アモン
「……頭のどこかで、このまま君を連れて
逃げちゃおうかとか
そう言う事を
考え始めるからよくないんだ」
あの夜以降、月影の監視下におかれているアモンは
1年経ってもなおビルの外へ1歩も出られない日々が
続いていた。
外でイチゴと2人で暮らしたいと言うアモンに、
月影はある条件を出すが……。
長谷川
「あなたは『ある組織』により人生を狂わされました。
このままその歪められた人生を歩んでいくよりは……」
長谷川
「できる限り、以前の『普通』を取り戻した方が良い。
それが本来のあなたの人生なんですから」
長谷川
「高校と、あなたが望めば大学や専門学校も。
そしてその後で一度は社会に出てみるのもいいかもしれません」
長谷川
「あなたにだって、将来就きたい職やこうなりたいという未来はあったはずでしょう」
長谷川
「それを、今からでも取り戻すことはできる。……どうでしょうか?」
イチゴ
「…………」
イチゴと共に新しい生活を始めるべく準備を進める
長谷川。
しかし、それにはいくつか解決しないといけない
問題が……
そんな中、「ある人」から話があると連絡が入る。